奈良ブラブラ ~東大寺近辺~
新聞を読んでたら、奈良公園の鹿の角きり
のニュースがあった。
昔からこのような行事、イベントが好きなのだが、いつも逃してばかり。
今回は見に行きたいなぁとおもって、ネットで列車の時間や運賃を調べてみると、阪神なんば線でいくと、なんと片道千円、快速で1時間半でいけることがわかったのだ。
1時間半といえば、毎日の通勤の時間と大差ない。
奈良行き決定。
当日の朝に夕食の仕込みだけして朝から出発した。
最寄駅から直通特急梅田行きに乗車、尼崎で直通快速奈良行きに乗り換え。
奈良といえば修学旅行の定番であって遠い印象があるのだが、あっという間に生駒に到着。
車窓から見える銀行が南都銀行であることが奈良に来たことを実感させるのは面白い。
通勤の感覚で近鉄奈良駅に到着、京都行き、大阪なんば行きに混じって三宮行きもあって、ほんとに奈良がちかくなったことを実感した。
さて、何の下調べもなく出てきたので、とりあえず大仏
でも見ようと思って地上に上がった。
何年ぶりなんだろうか。
ふとポスターを見ると、阿修羅像展
の案内。
見たいと思っていたのだが、残念ながら17日からということで今回は見送り。
脇道を入って興福寺。
突然眼前に五重塔が。…デカイ。こんなに大きいのかといきなり圧倒された。
そこから国立博物館横を通って奈良公園へ。
途中、道路わきに石碑を発見。
近づいてみると、「鴎外の門」とある。
帝室博物館(国立博物館)の総長となった文豪森鴎外が正倉院の開封のために奈良に来るときに宿泊した宿舎の門だということらしい。へぇ~、森鴎外が奈良とつながりがねぇと感心。
そこを抜けるともう奈良公園。
しばし逡巡したのち鹿せんべいを1束150円で購入。
親父一人がなにやってんねんという声もなくせんべいを手に取った。
するとあっという間に音もなく数頭の鹿に取り囲まれ、少しの恐怖を感じ鹿の間をすり抜け歩き始めた。
後ろを振り返ると案の定鹿がついてくる。
と、右わき腹に痛みを覚えたのでなんやとみると鹿が噛んでいた。催促しているのだ。
無視して歩みを早めると今度は左わき腹に痛みが。
あかんと観念して持ってたせんべいを一気にやってしまった。
帰宅して家族に話をすると、「普通は服ひっぱるだけやけど、太ってたから脂肪もかまれたんや。」って大笑いされた。そうかもね。
ほっとしていると、地元の方と思われるおばさんが、一頭の鹿にせんべいをあげていた。
手を高くかざすと、なんと鹿がお辞儀をするではないか。
「お、おじぎするんですか?」と思わず聞くと、「一頭だけの時に手をかざすとお辞儀する。」と教えてくれた。
試してみたい衝動にかられたが、先ほどの恐怖心が先立ちやっぱりせんべいはギブアップ。
本当はせんべいと鹿の写真を撮るつもりだったが、以上のような理由で画像はない。
鹿もあきらめて離れていってくれたので、安心してふと見るとみたらし団子の屋台が。
炭火で焼いてるようで美味しそうだから、一本購入。
東大寺世界遺産登録の石碑と鹿とみたらし団子。
なかなか味のある「東大寺」の文字。誰の揮毫かと思い近づくと「莫」の文字が。
あぁ榊莫山さんかなと思ったが、そのときはよくわからなかった。
帰宅後調べるとやはりそうであったのだ。
そのほかにも東大寺には莫山さんの作品が多いらしいが、下調べがないのでコレ限りであったのは少し残念。
それにしても、さすがに著名な書家の文字は人を惹き付ける力があるのだなぁ。
わが国最大の山門。
創建当時のものは平安時代に倒壊したそうだが、再建されたものでも鎌倉時代というから驚き
。
とにかくこれもとてつもなくデカイ。25メートルほどの高さがあるそうである。
南大門の入口を固める金剛力士像、8.4メートル。
運慶・快慶の作品だが、寄木造りとはいえ、この大きさにも驚き
。
で、大仏殿。
屋根の鴟尾(しび)が秋空のもと金色に輝く大仏殿。
息をのむほどの壮麗さとはこのことなのかと思うほど。…すばらしい。
大仏様。カメラを向けるのはいかがなものかとも思ったが、観光客の皆さん撮られてたし、大仏様も長年慣れておられるでしょうと思ってパチリ。
ちなみに先日神戸で見た鉄人28号とこの大仏様はどちらが大きいのか、帰宅後子どもに聞かれた。
即答できなかったが、「多分鉄人の方がデカイ」と答えた。
本日調べてみると大仏は15メートル弱、対して鉄人は18メートルで、答えは正しかったことが判明。
大仏の後方にはこのように素晴らしい像がある。
修学旅行で行ったときに見た記憶は全く無い。
画像ではわかりにくいが眉間にしわを寄せた鋭い眼光がすごい。
ちょうどガイドさんが団体客に説明をしていたんで便乗させてもらった。
「広目天」という四天王の1人。
四天王とは仏教成立前に既に信仰されていたバラモン教などの神々を仏教が護法神として取り入れたもので、広目天は西方を護る天王。
右手に筆、左手に巻物を持ち、鋭い眼光で世の中を見渡し、悪行を行えばすぐに記録する、というようなことを説明しているようだった。
反対側にいくと
大仏様の鼻の穴と同じ大きさの穴のあいた柱。これははっきり記憶してた。当時くぐった記憶も。
実は今回もくぐってみたかったが、意外と小さく、また観光のおばちゃんも列をなして待っていらっしゃったのでパス。嬌声をあげながら順にくぐるおばちゃんの姿をパチリ。
大仏殿を出てから、北西に位置する正倉院を見にいった。
結構歩いていくとだんだん人通りが少なくなった。
立て札があった。「公開してません」…
通常は公開していないことを知らずに行ってしまった。
同じような観光客と一緒に柵の外から外観の写真を1枚。
昼食は駅で購入した奈良の名物「柿の葉寿司」。
公園で食べようと思っていたけど鹿が怖いので鹿のいない所をさがしてやっと隅っこの木の根元で。
本当は茶粥とか茶飯とか食べたかったのだが、行ってみるとお膳になってて数千円とか結構な値段なんで柿の葉寿司にした。
元来鯖寿司は苦手なのだが、最近食べれるようになったので…。
鯖と鮭の2種類。美味しかったねぇ。
そんなこんなで大仏様辺りで時間をとってしまって、鹿の角きりは時間の関係でみれずじまい。
それでも満足、時間が足らないくらい。
下調べしてたらもっともっと面白いものが見られただろう。
建造物も仏像も素晴らしい、奈良はすごいっ!
年をとって再び訪れると子供の時とは違った見方ができることを実感したブラブラであった。
阪神なんば線も便利やし、11月にもう1回阿修羅像を見に行こうかと真剣に思ってる。
今度は下調べして二月堂などもいってみたい。
茶だんご
鹿の鼻くそ(ピーナッツ菓子)
柿の奈良漬
鴟尾(しび)の土鈴
鹿の鼻くそはネーミングが女性陣には不評、個人的にはツボ。
茶だんごは好評。
ゆっくりと先日ゲットした伊勢茶と一緒に。
初めて目にしたものが柿の奈良漬。
甘いのかと思いきや甘くなる前の柿をつけるので甘くはない。
酒粕を落とすと見事に柿が丸ごと。
味はかなりしっかりとついていて、お茶漬けや酒の肴にもってこい。
少しずつポリポリ齧ると最高。
子どもは苦手な場合が多いが壱姫は結構気にいったよう。将来酒飲みになるかな。
今回、もっとも気にいったのが、自分用に購入した土鈴。
以前は旅行に行ったらまず各地の土鈴を買っていたのだ。
比較的安価だし、各地の特徴をうまく表現しているし、荷物にならないし。
最近は中断していたが、これで再燃間違いなしだ
鴟尾(しび)の土鈴。
大仏殿の屋根で角のように輝くのが鴟尾(しび)。
初めて耳にする言葉である。
鴟尾は後漢以降の建築様式が中国大陸で変化し唐時代に鯱(海に住み、よく雨を降らせるインドの空想上の魚)になり、飛鳥時代の日本に伝来したものと言われているそうだ。
火除けのまじないとの意味合いもあるそうで、土鈴の説明にも居間や台所に置くと防火のお守りになるとあった。
さっそく、玄関にでも飾ろう。
ブラブラ、ほんとに面白い
今度はどこ行こう。



























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